2015年11月17日

器用がいいか、それとも、、、の問題。



しとしと雨が降っていますね。

紅葉がいい感じになってきました。


さて、

昨日、亀川のイオンでお買い物をしていたら、偶然生徒さんのお母様と遭遇いたしまして

そうなると、買い物カゴそっちのけで、生徒さん本人の話をしまくってしまうのですが、

そこで、こんな話をしちゃったんですよね。

「〇〇ちゃんは、器用ではないところがいいところですね!!!!」

これは、私の本心です。

でも、受け取りてのお母様からしたら 「ん?」 って感じだったかもしれませんkimochi46

かたらんなブロガーの皆様からすれば、まだまだ私は「若輩者」なんでしょうが、

20年近く、この仕事に携わってきて

「我が子」はいないけれど、たくさんの「お子さん達」を数だけは見てきた経験は

肌のくすみや、眉間の横ジワと一緒に重ねてきたつもりなのです。

いいのか、悪いのかはさておいて

その「経験」に基づいた事は、堂々と言えるようになってしまいました。


それで、「器用ではないのが、いいところ」の件ですが、

私なりの根拠があっての事です。


器用でない子は、その分時間がかかることになるので、

結果、出来上がりが丁寧な印象に仕上がることが多い気がします。

「心が込もって聴こえる」 という感じです。

それと、もう1点

器用ではないお子さんは、常に、初めから「努力」が必要な為、

早いうちから 「壁を乗り越える」 訓練を始められる事になっていると感じます。

そうなると、知らないうちに 「壁に尻込みしない精神」 が養われている感じが実感としてあります。

「打たれ強い」 って事にもちょっと通じると思います。

あくまでも個人的見解ですけど。


もちろん、「器用である利点」を否定する気はありません。

だって、すぐできるんですもん。どんどん進んで上達も早いことは言うまでもありません。

でも、それが故の「落とし穴」 があるんです。


課題がどんどん難しくなると、当たり前に必ずどこかで

 「壁」 にぶち当たります。 絶対です。

その時に、その壁を 「おもしろい」、と、捉えられるか 「簡単に出来ないからつまんない」 と捉えてしまうかで

大きく分かれていくような気がします。

また、 すぐできる=すぐ忘れる でもある事も少なくないように思われます。

器用でも、そうでなくても、 「努力できる」 子が、きれい事抜きで伸びていけるのだと思います。

器用な方には 「ねぇねぇ~すぐできるんだからさー、努力なんてしなくてもいいのさー」

って、そそのかす甘い誘惑がついてまわると思うので、

それを無視できれば強いと思いますが、けっこうこれがしぶとい気がします。

(話はそれますが、11月14日にもうひとつの「つぶやき」の方で書いた記事の反省とちょっと似ていると自分で思います。

以前の検診で「いいですよ」っていわれて、調子に乗って、手を抜いた結果、口の中が虫歯カーニバルになっちゃいました。

ちなみに、この話を友人にしたところ、お医者さんから

「あなた甘いもの好きでしょ。虫歯ができやすい体質だから普段から気をつけるように」

と言われていたんだそうで、常に気をつけているって言ってました。

カッコ悪い私。)
 


話は戻り、器用で無い場合は、器用な人より「努力」が必要なことはいうまでも無いので

そこを苦痛と思わずやっていければ、ちゃんと神様は見てるんじゃないかな。と思います。

また、頑張る人を助けたくなったり、応援したくなるのは人の性に組み込まれていると思うので

「器用ではない頑張り屋さん」 はこうやって周りの力を上手に借りていくこともできると思うんですよね。

今回の話の主たる〇〇ちゃん。

私からみたら 「器用グループ」 には属さないかなぁ・・・・。と思ってるんですけど、

それは決して 「弱み」 ではなく 「強み」 であると私は思っているのです。

だから、この 「強み」 を確かなものにしてゆけるようレッスンを進めていきたいと、思っています。



長文(しかも生意気な文面)にもかかわりませず、最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m

















  


Posted by モデラート  at 13:57保護者様とのやりとり