2016年04月10日

天草の小中学校の中で一番難しいピアノ伴奏の校歌



ズバリ、五和中学校に違いないと思います。

最近、中3になった私の生徒さんがこの曲を練習していますが、

結構、難しいんです!

といいますか、メロディーは美しく、

和声(説明が難しいのですが、メロディーに対してのハーモニーの移り変わりの事としておきます)も他の学校とくらべてドラマティックに展開しています。

でも、それもそのはず!!!

この曲の作曲は、五和町ご出身のピアニスト鳥羽瀬宗一郎先生であり、

編曲が浦壁信二先生となっています。

ピアノに携わる立場からいえば、かなり贅沢だと言わざるを得ません。

そうなると、ピアノ伴奏も当然、単純ではありません。

ピアニストがかいた曲と編曲ということで、

ベストな響きを選択されている事がわかります。

逆に、ピアニストでなければ、あの伴奏譜は出来上がらないと思われます。


それで、私の生徒さん


「難しいー!もう弾ききらん!!」

の連発でした。

真剣にやれば弾けん事はないやろけど、、、。

と思いながら

「天草一難しい事は多分間違えないけん、がんばれ!」

と言い続けて、こないだ、やっと弾けるようになってました。

他の学校の校歌は

「みんなの歌を聴きながらあわせろ」

と、言うのですが、

こちらの校歌に限っては、右手のメロディーと歌のメロディーが多声音楽のようにステキに絡み合っていて、馴れないうちはつられてわからなくなる恐れがあるため

「みんなの歌を聴いてはだめ!」

と、言ってレッスンしていました。


また、他の学校の校歌は、どうしても難しそうな時は

「ここ、こうしたらちょっと簡単になるよ」

なんて、少しは言えたりするんですけど、

ここの校歌に限っては、見上げる程の大先生が作っておられる為


畏れ多くて、それが言えません(笑)

ですから、この生徒さんには

「私、この世界から追放されるけん、がんばってこの楽譜のままを弾いてくれ!」

と、言ってました。

2ヶ月ぐらいで、なんとか弾けるようになってくれて、一安心でした。  


Posted by モデラート  at 19:06Comments(4)生徒さんとのやりとり