2018年08月10日
ちょっとタブーなお話かもしれませんが。
写真は先日のフラワーアレンジメント教室で作った
「かご生け」です。
月一回、こんな時間を過ごしています。
さて、
今日は「去っていく生徒さん」について書きますね。
ね!結構なタブー内容でしょ(笑)
入ってくるお子さんもいれば、出ていかれるお子さんもいらっしゃいます。
で、理由は色々です。
例えば、この7月いっぱいで去っていった生徒さんがいましたが、
私が本人から直接聞く前に、
他の生徒さんが学校で聞いてきて、
「先生、〇〇ちゃんやめちゃうの?学校で言ってた」
って、ちょっと悲しそうに私に言ってきたり
「先生は直接聞いていないんだよね〜」
みたいな会話になったりするので、そんな時は多少心が痛みます。
ピアノ面倒くさくなっちゃったのかな〜とか。
でも、彼女と話をしてわかったことは
家がすごく遠くて(歩くと1時間ぐらいかかってしまう)
日々がとても忙しく、行事だらけで(ほぼ毎日)
家族団らんの時間が本当に取れていないのが、
話を聞いていて、よくわかり(夜の10時ぐらいに~ってちらっと言ってました)
あ~それは、しょうがないよね〜。
心からそう思う。みたいな。
「来年、部活が無くなったら、
また来れるかな〜」
なんて、あっけらかんに喋る彼女を見て
本当にほっとしました。
なぜって、
ピアノが嫌で辞める訳では無いことがわかったからです。
正直、この理由が1番しんどいのです
この理由を、最初に私に伝えてくれた生徒さんにも伝えると、
「あ~、そうなんだ」
って、やっぱりホッとした様子でした。
で、、、
実は、、、彼女とは別に、8月で去っていく決断をされた生徒さんもいらっしゃるのですが
こちらの場合は、
「ちょっと面倒くさくなった。」
という理由が大きいようなので、私にとってはちょっと悲しさもありますが、
ここで思うのは、
やはり、生徒さんという「他人様」に私の思うような思考をして欲しいと思うことが
調子乗ってるかな。と言う事です。
こちらとしては、
出来る事を普段からやるように心がけるのですが
(たまにそうでもない時もありますけど)
でも、生徒さんの性格も、状況も、考え方も、強さも、元々の音楽好き度合いのようなものも
生徒さんの数だけあるので、
中には道半ばでそういう決断に至るお子さんもいらっしゃいます。
もちろん、「音楽」は絶対生きてゆく上であった方がいいと思うし、
技術も無いよりあった方が絶対いいと思うので、
「ほんとにいいの?」
と、本気で投げ掛けます。
特に、小学校のうちは教育の面からも
途中で投げるのは良くない思っていますので
そういう働きかけをします。
でも、
それでも、
「ピアノを通してはここまでのご縁なのかな~、オーバーに言えば運命かな~」
と、思えた時は、こっちがひかなきゃと思えるようになりました。
私は、その子の事を思って、(やめていいの?と)言っているかな?
もしかしたら、実は自分の「我」を押し付けていないかな、、、。
最近、そんな視点で、ちょっとだけ考えられるようになったと思います。
ちょっとだけ、ですけど。
ただ、そんな生徒さんとも
別に他人になるわけではなく、
元生徒さん、という関係性になるだけですし、
今、お辞めになってしまう。
という視点ではなく、
これまで通って来てくれていたんだ。
という視点で
今までありがとう。の方の感情を多く持っていたい。
もっていられる、そんな先生になろうと思っています。
あとは、実際どんな現場でも、
出る人がいて、入ってくる人がいる。
そんな風に世の中はまわっているはず(?)なので
今、居てくださっている生徒さんを大切にしながら、
去っていかれる生徒さんには感謝しながら
そして、まだ出会っていない生徒さんを気持ちよくおむかえ出来るために、
私には努力できることが、まだまだありそうです。