2014年05月11日

ヘンデル様



今日は「母の日」ですね。

クラシック界にも「母」と呼ばれている方がおられます。


ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルさんです。

ドイツで生まれ、イタリアを経て、最終的にはロンドンに住み、

イギリスに帰化しています。


数多い作曲家の中には2通りあるような気がするのですが、


①家族(特に父)に音楽家になることを反対されるパターン

②はじめから音楽家庭に生まれるパターン。


ヘンデル様は①になります。

いつの時代の親も、出来ればせがれには安定した仕事についてほしい。

と思いますよね、当然。

きっと、今のお笑い芸人さんみたいに、当たれば大きいけど、当たらなければ・・・・

という類の職業なのだと思います。

宮廷に入って、王様に気に入られれば、一生安泰です。

たぶん、ヘンデル様は近いところまで行ったのだと思います。


また、頭もたいそう良かったそうで

英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語をあやつっていたらしいです。

どれだけのIQの持ち主なんでしょう。

それだけ頭良ければ、なんでもなれたでしょうね。

この時代の音楽は主にセレブ・・・・・失礼、

宮廷貴族の方々が支えておられました。

ですから音楽も優雅な、

「お紅茶と共に・・・・」みたいなものが多いです。

あと、神様にささげる宗教的なものが多く

リズムが・・・・というよりは、メロディーやハーモニーで聴かせる音楽、という色が圧倒的に強いです。


世間一般によく聴かれるのは

「ハ~レルヤ!」でおなじみの「メサイヤ」の中の「ハレルヤコーラス」や

「今年の優勝は・・・・・テケテケテケ・・・・・・赤組っ!」でおなじみの「見よ、勇者は帰る」あたりかと思います。

運動会が終わったから、かえってお風呂はいろ!という意味ではなさそうです。


ちなみに「音楽の父」もおられまして、バッハ様になります。

ヘンデル様とバッハ様、1685年生まれで実は同い年コンビです。

(どうでもいいですが、2月と3月で早生まれです)

誕生日も1か月と離れてないんですよ。奇跡的。

でも、生涯1度も会うことは無かったと記憶しています。 

バッハさんは父の日になんか書くかもしれません。

 

しかし、その作風はまったく違います。

今日は母の日なので、バッハ様は次の機会にして・・・・

ヘンデル様の音楽はホモフォニー(メロディーは1つで、他の音はメロディーを支える役割)

というハーモニーで構成されています。

これは、「白雪姫と7人の小人」みたいな構成といっても過言ではありませんね。


たまにはこんな記事もいいかな~と、思い付きで書いてみました。

お付き合いいただき、ありがとうございましたhime1




  


Posted by モデラート  at 19:16クラシック作曲家の皆様♪