2016年09月12日

文化の秋とくれば



写真は先週のものですが、

今日は彼女達(なおちゃんゆなちゃん)がレッスンに来る予定です。

彼女達は、読書好きで、

2人でここに来て、どちらかがレッスンで待ってる間

本を読んでいる事も少なくありません。

最近は移動図書館が学校をまわるんですね。

知りませんでした。



さて、今日の本題は彼女達ではないんですよ。

文化の秋、文化祭の秋なのです。

ということは、

最近、よくこちらでも触れている

「クラス合唱の伴奏」を受けた生徒さん達の指導に

力が入ってくるのですicon09



たとえば、ピアノ発表会なんかでのソロ曲の場合は

まず、曲選びの段階で

その子のレベルや、レッスン経験期間を考慮して

できれば、性格的な事も考えながら、

こちらで曲を決めたり、

生徒さん本人に選ばせたりするのですが。




でも、受けてくる伴奏はそうではありません。

「合唱曲」としてふさわしいものを、担任の先生

もしくはクラスみんなで決めます。

そこには当然ながら、

ピアノ伴奏のレベルがどうだとか、

そういった事は含まれないのです。


で、中には本人の頑張りが明らかに足りず

私の中のヨウカイクチワルオババを召喚する生徒さんも確かにいるのですが


そうではなく



あ~頑張ってるっぽいんだけどね~

でも、あなたにとってはね~

ちょ~っと曲が難しかったね~

でも、受けたんならやるしかないよね~



と、情状酌量したくなる生徒さんも中にはいたりするわけですicon10

でも現実は、それを許しません。

結果、もう、尻をたたくしかありません。



そして


「ここはちょっと音を減らしたり、リズムを簡単にして
弾きやすくしようね


などの、止まらないで弾くkimochi48ための妥協の見極めも、

今、なんです。

本当は簡単にしたくないんですよkimochi14

でも、止まって放送事故のリスクがあればそれは避けたいところなんです。



昨日は

「とりあえず1週間、部活休んでピアノの練習して!」

と、何人に言っただろうかicon10



伴奏は、

100点弾けた。

じゃ、ダメなんです。

情状酌量してあげたい生徒さんには今の段階で100点近くはあげたいのが私の本音なんです。


でも、、


歌を聴きながら、指揮に合わせてひくのだから、

自分の事を考えるゆとりは無い中で、

止まらずに弾かなきゃならないのだから、

200点、じゃないとダメだと

私は思うのです。



そろそろ、各学校で、練習が始まっている頃かと思います。

私の生徒さんには、きちんとやり遂げてほしいと思っています。




最近、考えさせられるようになったことがあります。

音楽の技術、ピアノに関しては

もちろん、やる気と努力が一番重要と思うのですが

それと同じくらいに無視できないのが、

「経験期間」

ということです。


使い馴れた、イスとかテーブルと少し似ているかもしれませんが

楽器も長くお付き合いすればするだけ、

技術、指、その一連の動作も、

体に馴染むといいますか、

勘でわかる部分が増えるといいますか、

そんな感じでしょうか。


経験期間が短いと、

その分は、本人の努力で補わなければならないのですが、

それは時に

「まだ親交が深まっていない誰かと2人3脚」

みたいな、大変ねぇ~と声をかけたくなる苦労を伴う事があるなぁと、

思うようになりました。






子供にピアノを習わせようとお考えのご両親様。
 
無理にとは申しませんが、

もし、この道20年の私の意見を参考にしていただけるものならば、


遅くとも小学校低学年までにはスタートさせてあげてください  


Posted by モデラート  at 17:13Comments(4)moderato音楽教室日常のこと♪